10月25日 14:15~16:30
米国における教師をめぐる問題とインターセクショナリティ
-教師の多様性・女性管理職・教員養成に着目して-
【趣旨】
本シンポジウムでは、教師・女性管理職・教員志願者に着目して、インターセクショナリティの視点から、米国の教師をめぐる課題や状況について考えてみたい。インターセクショナリティは「交差性」を表わし、アメリカのブラック・フェミニズムの流れのなかで生まれた概念である。新しい概念ではないが、人種・エスニシティ・ジェンダー・セクシュアリティ・階級、年齢などのさまざまな領域が、相互に関連し、交差する権力関係がどのように影響を及ぼすのかについて分析するための概念として着目されている。
今回、教師の多様性、女性管理職のリーダーシップ、教員志願者支援について、それぞれの課題を検討しつつ、インターセクショナリティという視点で考えてみたい。米国の教師や学校管理職や教員志願者支援について検討することで、日本の教員の課題についても議論が広がればと考えている。
【報告者】
太田 知実(明治大学)
八尾坂 修(玉川大学・九州大学名誉教授)
黒田 友紀(日本大学)
【指定討論者】
星野 真澄 (明治学院大学)
【司 会】
木場 裕紀(東京電機大学)